心房細動

ホーム循環器内科 高血圧・動脈硬化外来心房細動

心房細動の患者さんへの治療目標

1)心房細動患者の生命を護る
2)心房細動患者のを護る
3)心房細動患者の生活を護る

順番に詳しく説明しましょう。
心房細動は脳梗塞の原因です

心房細動患者の生命を護るには

これまでの研究では、心房細動患者さんには、いろいろな疾患が併存する傾向があることが明らかとなっています
心房細動患者の中で、心房細動以外何も疾病を持っていない人は少数派
なのです。
そして、これらの併存する疾病が心房細動患者の生命予後を左右します。
心房細動患者さんを診た時、「まず併存疾患を探す」、これが重要なポイントです。

当院でも心電図だけでは無く、胸部レントゲン、心エコー検査、各種血液検査などを行うことを積極的にすすめています。
 
循環器専門医による診察を行なっています(火木金土曜日)。

心房細動患者の脳を護るには

心房細動患者はいったん脳卒中を併発すると、その後の1年死亡率はきわめて高いことが知られています。
生存した場合にも片麻痺など重篤な後遺症で生活にも不自由することが多いこともご存じのとおりです。
この重症
脳梗塞をどのように予防するか?が重要なのです。

その予防方法は確立されています。血栓を作りにくくする抗凝固薬を内服することで、脳梗塞の発症リスクを低下させる事が可能です。
薬剤としては、歴史的に効果が確立されているワーファリンが挙げられます。またワーファリンに代わる新規の抗凝固薬が日本国内でも使用できるようになっています。

当院でも、心房細動患者さんの脳梗塞リスクを評価し、適切な抗凝固薬を選択し、治療をすすめています。 

心房細動患者の生活を護るには

心房細動の症状のひとつである動悸症状の強さは様々です。動悸症状を改善させる方法としては、心房細動の不整脈を止めて正常の脈に戻す方法と、異常な心拍数を抑えて心臓を落ち着かせる方法があります。
ただし、抗不整脈薬による心房細動の停止と再発予防には限界があり、抗不整脈薬を長期間にわたり内服し続けることでの副作用の懸念は少なくありません。
お薬による治療で心房細動がうまくコントロールできない場合には、カテーテルアブレーション治療が検討すべき治療方法となります。

当院では、心房細動の根治を希望される方には、アブレーション治療を行う専門病院への紹介受診をすすめています。

心房細動とは?

心房細動は、不整脈の一つです。
心臓の老化で発症しやすくなり、70歳以上の方の5%~10%が心房細動だといわれています。
高齢化が進む我が国においては、どなたが発症してもおかしくない不整脈と言っていいでしょう。
幸い、心房細動は起こったらすぐに死んでしまうような致死性の不整脈ではありません。しかしながら、動悸症状や、脳梗塞、心不全などの併発症の予防は必要です。
エベレスト登頂を果たした有名登山家も心房細動をお持ちでした。

心房細動のリズムは不規則

心臓は通常1分間に60~100拍の速さで、規則正しいリズムを刻んでおり、これを洞調律といいます。これが電気的に乱れてしまうと不整脈となります。心房細動では、心房の筋肉が1分間に300~600回も震えてしまい、不規則な脈を呈するのです。動悸症状が強く出る人がいる一方で、約70%の方は無症状で、健康診断などで偶発的に発見されます。

当院では、通常の心電図検査に加えて、24時間ホルター型心電図検査で、心房細動など不整脈の検出を行っています。

心房細動の合併症は、大きく3つ

① 動悸症状
心房細動では、脈が突然とんだり、早くなったり遅くなったりします。 このように脈が乱れて、しかも速かったり(1分間100~150位)するので、胸の中で心臓が踊るような不快感を感じます。

②  心不全
正常の脈であれば、心拍数は良好にコントロールされているものです。
しかし、心房細動が起こると脈のスピードは制御されなくなるため、速すぎたり遅すぎたりする状態になる事があります。心拍数が速すぎれば、体が休んでいても、心臓だけ全力疾走状態となるため、頻脈による心不全を発症してしまします。また逆に脈が遅すぎる場合は、心臓が仕事をさぼることになるので、やはり心不全や、脳に充分に血がいかない事によりフラツキや失神を起こすこともあります。 

③ 脳梗塞
心房細動を起こしている心臓の「心房」は、本来の力強い収縮ができず、プルプルと震えているだけにすぎません。このため、心房内の血流は淀み、血栓を形成するのです。心房内の血栓が、何かの拍子に心房内から移動し、脳血管に詰まると脳梗塞(脳塞栓)を発症し、重篤な後遺症があらわれます。 
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